2007/02/12

ゴルフについて ~その1~

ロンドンに来てから始めたスポーツにゴルフとテニスがある。

大学卒業した後、住宅会社に3年近く働いたがその時はそのどちらもするチャンスは無かった。
当時の収入は現在考えてみても悪くは無かったが、しかし仕事に取られる時間が長く、休日は特にスポーツをしようという意欲さえなかった。
しかしロンドンへ来てみると収入は恐ろしく少なくなったが、代わりに自由な時間は比べものにならない程増えた。

当初のうちは毎日ランニングが日課であった。
住んでいた場所が現在では高級住宅街になってしまったノッティングヒルに近いフラットであった事もあり、朝一番の日課は走って5分ほどのケンジントンガーデン(故ダイアナ妃が住んでいた宮殿がある)に向かい、続けてハイドパークを一周(合計約9キロメートル)1時間かけてすると言うのが毎日だった。
経済的には厳しかったが、かわりに体力と、時間と、自由だけはタップリあった。

そんな訳で暇さえあれば走っていた事になる。
拳立てや腹筋を毎日あきもせず日課のように続けていた。頭の中も100%筋肉マンであったことは言うまでも無い。
拳立てなど300回くらい続けて出来たし、腹筋は日に1000回がごく当たり前のメニューであった。股割りやストレッチも自己流ながら続けていた。
なぜならばこれが不安を打ち消す唯一の方法だったのだ。

そんな20代から30代になった頃ゴルフを始めた。ロンドンは日本のように打ちっ放しの練習場は多くはなかったが、一応基礎からやりたいと思いレッスンを受けた。
全くの素人だった小生はスタンス、クラブを握るグリップから始まってゴルフのA to Zを一つ一つ習っていった。

幸い少林寺拳法の指導をしていたので共通する部分(軸をぶらさない)等の基本の部分では比較的早くのみ込めた。インストラクターから『何をやっているか?』と聞かれたので武道の『指導員だよ』と答えると、『君の仕事は一年中忙しいのか?』と聞く。『一年中だいたい同じようなものだが』と答えると、『いいね、俺たちの忙しいのはThe Openまでだ』と言う。

その時はThe Open(ゴルフのThe British Open Championshipの略)が何をさすのか分からないような全くのゴルフのビギナーであった。

...その2へつづく

3 件のコメント:

  1. ブログ開設おめでとうございます!
    長らくご無沙汰しております。
    ジャパン2001や30周年でお世話になりました山本です。

    少林寺拳法以外の記事も面白く興味深く読んでおります。
    更新を楽しみにしています。

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  2. やはり少林寺もゴルフも、最初はちゃんとした基本から学ぶことが大事なのですね。
    そこをスルーした僕は、かつて一度だけ行った初体験ゴルフでは、終了後にボールを10個近くロストし、スコアは130を叩いておりました…ハーフコースで。

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  3. 山本さん 
    コメント有難う御座いました。
    つたない文章ですが、出来るだけ率直に、
    正直にこれからも書きますので、気が付かれた時は忌憚の無い批判をお願いします。

    Chun君へ
    ゴルフは小生の失敗例だから、続きも読んでから判断してください。

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