2014/07/04

開祖のビジネスモデルはいつまで続く

どこの世界にもビジネスモデルは存在する。少林寺拳法の世界であっては、開祖宗道臣の説いた言葉(教え)が大きな指標である。
しかしながら時代の変化に伴い社会環境が大きく変わり、人々の生活も戦後に開祖が少林寺拳法を開いた当時とは様変わりしている。
Paradigm shift(概念的枠組みの変化)を無視して、今現在も発足当時と同じビジネスモデルを踏襲しているとすれば、現代を生きる人々に受け入れられる事は難しいと言わざるを得ない。

それは少林寺拳法の掲げる哲学の事を言っているのではない。哲学は変える必要は無いであろう、しかしながら戦後の何も無い時代と、今日の豊かで物のあふれた時代では人々が求めるものも当然の事ながら変化しているのではないか。


これ等の検証をする事も無く、自分達の価値観を一方的に押し付けて居ても人々の理解は得られない様な気がする。パソコンや携帯電話は言うに及ばず、電化製品から車に至るまで物があふれ返る現代であれば、人々の価値観(考え方)が70年近くも前の、戦後当時と変わらない事の方が不自然であろう。