先日トップニュースで、死刑が確定していた袴田巌さんの再審が認められ、釈放されるとの報道があった。 このニュースは日本国内のみならず英国でもBBCが取り上げて話題となった。
日本における冤罪事件が、以前より多く明るみに出る様になった事は積極的に評価できるが、一方でこれ程多くの冤罪事件が次から次に明るみに出てくる事で浮き彫りになってきたのは、以前の警察や検察の捜査や調書の取り方に、多くの問題があったという事ではないか。
日本はこれまで法治国家として犯罪に対する検挙率が高い事で知られていた。同時に検挙された被告に対して、裁判所での判断は、概ね警察や検察が描いた結果が判決として言い渡される事が多かった様に思う。