2014/04/25

冤罪事件は何故無くならないのか

先日トップニュースで、死刑が確定していた袴田巌さんの再審が認められ、釈放されるとの報道があった。 このニュースは日本国内のみならず英国でもBBCが取り上げて話題となった。

日本における冤罪事件が、以前より多く明るみに出る様になった事は積極的に評価できるが、一方でこれ程多くの冤罪事件が次から次に明るみに出てくる事で浮き彫りになってきたのは、以前の警察や検察の捜査や調書の取り方に、多くの問題があったという事ではないか。

日本はこれまで法治国家として犯罪に対する検挙率が高い事で知られていた。同時に検挙された被告に対して、裁判所での判断は、概ね警察や検察が描いた結果が判決として言い渡される事が多かった様に思う。 

2014/04/12

二重基準(ダブルスタンダード)

現代社会においてダブルスタンダードは、軽蔑の対象となるばかりではなく、信頼の失墜や反論の根拠となる事は言うまでもない。しかしながら注意深く観察すると諸々の分野で二重基準がいかに多く使われているかに驚かされる。

政治の世界はダブルスタンダードのオンパレードと言っても良いくらいだ。日本ばかりでなく、世界を見渡せば二重基準はいたるところで見受けられる。 本来であれば二重基準(この場合二枚舌と言うべきか)を最も戒めなければならない立場の政治家が、先進国から途上国までこの分野(政治の世界)では、厚顔無恥な輩が多い事は残念ながら事実かも知れない。

最近も日本のある政治家が、8億円もの入金について追及を受けていた。確か同じ人物が前都知事の献金や民主党政権時には、党首や幹部の献金では随分威勢よく追及していた事を記憶している。しかし事が自身の問題になると途端にトーンが変わってしまう、これでは国民から見限られても文句は言えないであろう。