究極的な護身の技を行使する時には、考えたり止まったりと言う状況は考えにくい。少なくとも指導する場合においては、初めは説明では無く一気に技を掛ける必要がある。その後でポイント毎に説明を加える事は大切ではあるが。
技の流れが止まる事によって考えられるリスク(相手のカウンターアタック、返し技)が有る事を無視して練習すると、現実の護身の時には使えない技になってしまうと言う事もあり得る。このビデオはサイプロスの指導者講習会における解説である。腕十字や片胸落と言う様な比較的に初期の段階で習う技でも、同様のリスクが存在する事を認識する必要がある。
また返し技を知る事で如何に正確な技が大切か!そしてどの様な事に注意しないと相手から返し技を掛けられるリスクが生じるのか、と言う事を説明している。カウンターアタックのリスクを認識した上で腕の位置、持ち方、技の方向や角度と言った個々のポイントを認識して練習する事で、より正確な技の修得に繋がると考える所以である。
(サイプロス指導者講習会の映像)