自分はSACD(スーパー オーディオCD)のソフトを結構持っているのでどうしてもそれらが再生できる機能を持ったデッキが必要になる。SACDは日本のソニーとオランダのフィリップスによって提案された新しいフォーマットのCDソフトで従来のCDデッキでは対応できない。
オーディオ ファイルとは厄介なものだ、新しい製品が出たりすると是非聞いてみたくなる。
CDがレコードに変わった当初自分はロンドンに住んでいた為LPしか聞いたことが無かった。1982年頃から発売されたCDの音を初めて聞いたのは80年代終り頃だったように思う。初めて手にしたCDソフト(人の物だったが)をどうしてかけるのかも分らなかったことを記憶している。初めは小さなラジカセのようなラジオもCDも聞ける機械だったが、なるほどLPレコードに比べれば便利なソフトだなと感心した。
当初聞いた情報ではCD はデジタル録音なのでレコードのような再生機材による音の違いは無い!というものだった。 そんなものかと思うくらいで、では高額なステレオ装置でなくても良い音で聞こえるのかな?と半ばどこかで信じられない気持ちだった。
やがて90年代に入りさすがにロンドンでもLPレコードの新しいソフトの数が目に見えて減ってきたので、自分でもCDプレーヤーを買ってそれまでの自分のステレオ装置で聞いてみた。 何だ?これは、変な音だな!と言うのが最初の印象だった。
初めて聞いたラジカセの時には感じられなかった不思議な音がした。レコードのほうが良い!とすぐさま思った。
初めに聞いた『CDは機材による音の差が無い!』と言う事を信じこんでいたので、これならLPレコードの方が随分音に関しては良いではないかと言う感じを持った。
後になって分った(知った)事であるが、当然CDでも機材による差は出てくる。初めのCDデッキは日本のメーカーの中級機だったが普通に音楽を聴くだけならそんなに不満は無かったが、集中して聞こうとするとどうも不自然さが出てくるのである。
シンバル等の楽器はそれ程問題という訳でもないが、ピアノはアクーステックなグランド ピアノがエレクトリック グランドに聞こえたりする(実際にはそれ程酷い物ではないが聞き方によっては)、又人の拍手などに表れる音はいかにも金属的で違和感があった。
そんな不満を抱いていたときCDウォークマンを聞いた。ヘッドフォンを耳に入れて聞くわけだから今のIpodと同じような物だが、その時メーカーの異なる2つの機材を聞き比べ『オヤ?ぜんぜん違う音じゃないか!』こんな小さいウォークマンタイプのCDプレーヤーがこんなに音が違うと言う事は、専用デッキにおいては特にハイエンドの機材では全く違った音が出るんじゃないか? とこれまでの疑問が氷解する感じだった。
当時90年代初めのロンドンではハイエンドと言えるオーディオは日本に比べれば無いに等しい状態だったので、日本に行った折には秋葉原や大阪の日本橋界隈のハイエンド オーディオが置いてある店に飛び込み聞いて回った記憶がある。
そして90年代も終り頃に今度はスーパー オーディオCDと言うこれまでのCDフォーマットとは異なるソフトが出ると言う情報が聞かれるようになった。それまで自分でLPとCDを自分の装置で聞き比べるとどうしてもLPの方が良い音がしていたのでスーパー オーディオCDには非常に興味を持っていた。
やがて98年ごろソニーからSACDのデッキが発売された。初めのモデルは当然ハイエンド機で50万円以上もした。少し後に同じ構造のハイエンドの姉妹モデルが発売になったので期待していたがロンドンでは全くその様な情報は聞かれなかった。
1年ほど後にやっとロンドンでも発売され始めたが姉妹機でも70万円近くのプライスタグが付いていた。 その後手に入れたソニーのデッキは確かに普通のCDを聞いてもそれまでのデッキとは全くレベルの違う良い音を聞く事が出来た。(その2に続く)
当初聞いた情報ではCD はデジタル録音なのでレコードのような再生機材による音の違いは無い!というものだった。 そんなものかと思うくらいで、では高額なステレオ装置でなくても良い音で聞こえるのかな?と半ばどこかで信じられない気持ちだった。
やがて90年代に入りさすがにロンドンでもLPレコードの新しいソフトの数が目に見えて減ってきたので、自分でもCDプレーヤーを買ってそれまでの自分のステレオ装置で聞いてみた。 何だ?これは、変な音だな!と言うのが最初の印象だった。
初めて聞いたラジカセの時には感じられなかった不思議な音がした。レコードのほうが良い!とすぐさま思った。
初めに聞いた『CDは機材による音の差が無い!』と言う事を信じこんでいたので、これならLPレコードの方が随分音に関しては良いではないかと言う感じを持った。
後になって分った(知った)事であるが、当然CDでも機材による差は出てくる。初めのCDデッキは日本のメーカーの中級機だったが普通に音楽を聴くだけならそんなに不満は無かったが、集中して聞こうとするとどうも不自然さが出てくるのである。
シンバル等の楽器はそれ程問題という訳でもないが、ピアノはアクーステックなグランド ピアノがエレクトリック グランドに聞こえたりする(実際にはそれ程酷い物ではないが聞き方によっては)、又人の拍手などに表れる音はいかにも金属的で違和感があった。
そんな不満を抱いていたときCDウォークマンを聞いた。ヘッドフォンを耳に入れて聞くわけだから今のIpodと同じような物だが、その時メーカーの異なる2つの機材を聞き比べ『オヤ?ぜんぜん違う音じゃないか!』こんな小さいウォークマンタイプのCDプレーヤーがこんなに音が違うと言う事は、専用デッキにおいては特にハイエンドの機材では全く違った音が出るんじゃないか? とこれまでの疑問が氷解する感じだった。
当時90年代初めのロンドンではハイエンドと言えるオーディオは日本に比べれば無いに等しい状態だったので、日本に行った折には秋葉原や大阪の日本橋界隈のハイエンド オーディオが置いてある店に飛び込み聞いて回った記憶がある。
そして90年代も終り頃に今度はスーパー オーディオCDと言うこれまでのCDフォーマットとは異なるソフトが出ると言う情報が聞かれるようになった。それまで自分でLPとCDを自分の装置で聞き比べるとどうしてもLPの方が良い音がしていたのでスーパー オーディオCDには非常に興味を持っていた。
やがて98年ごろソニーからSACDのデッキが発売された。初めのモデルは当然ハイエンド機で50万円以上もした。少し後に同じ構造のハイエンドの姉妹モデルが発売になったので期待していたがロンドンでは全くその様な情報は聞かれなかった。
1年ほど後にやっとロンドンでも発売され始めたが姉妹機でも70万円近くのプライスタグが付いていた。 その後手に入れたソニーのデッキは確かに普通のCDを聞いてもそれまでのデッキとは全くレベルの違う良い音を聞く事が出来た。(その2に続く)
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