2015/05/12

イタリアのおもてなし


今年の講習会シーズンが始まった。
昨年8月のBSKF40周年記念大会に参加してくれた事がきっかけとなり、今年は彼等の25周年大会と特別講習会に行く事を約束していた。過去に何度も訪れているイタリアでの講習会ではあるが、今回の訪問はお互いがWSKOと言う組織を離れてからは初めての記念すべき? 講習会となった。

今回の大会並びに講習会には昨年のBSKFと同様に、日本からも指導者が駆け付けて頂いた事で大変に充実した催しとなった。参加したBSKFの拳士も3名の支部長初め10名を超える拳士の参加があった。その他にもスイスや新しく我々のグループIKAに加わったスペインからも、指導者のみならず拳士の参加が実現した事は大きな成功と自信をもたらす結果となった。


以前イタリア連盟が主催した講習会に比較すれば、拳士数においては比べるまでも無い。当時イタリア連盟は発展期に入っており初めてのヨーロッパ講習会を主幹する事で、国内やヨーロッパでの問題を封じ込める事に成功し乗り切った。ヨーロッパでの講習会としてはピークの参加拳士数を記録している。

その様な事情を知る者からすれば、今回のシチリア25周年の大会・講習会は実に意義深いものであった。 第一に参加拳士の笑顔が実にイキイキとした印象を与えていた。そこには上からの命令で強制的にさせられている大会ではなく、自分達の記念大会に海外から応援に駆け付けてくれた拳士達と、共に最大限に楽しみたいと言う気持ちを見てとる事が出来た。それは昨年8月に催されたBSKF 40周年記念大会と全く同じ雰囲気が再現されたものと思われる。



思い起こせばこの様な雰囲気の大会は何も昨年に始まった事ではない。開祖が存命中は毎年この様な雰囲気の大会が催されて居た事は、当時を知る指導者には理解出来ると思う。 大会も講習会も自分達が楽しむためにやって居る。そこには心から喜びを分かち合いたい仲間が居て、自然に協力する事があたりまえの様に出来た。仮に先生や先輩からの指示があったとしても、そこには自分に課せられた責任を喜びとして受けとめる事が普通であった。


今回の講習会に日本や海外から参加した指導者や拳士達にも、主催したイタリア拳士達のホスピタリティは充分に伝わっていた。 昼食時には美味いワインも添えられていた事をBSKFの支部長達には是非記憶しておいて欲しいものである。昼食時間はイタリア同様、3時間は必要ですぞ! 宜しく。


11 件のコメント:

  1. イタリアからの、ご帰宅でお疲れのことと思います。
    お疲れ様でした。

    今回のブログ内容について、ある海外の大都市において、大会ではないですが、デモンストレーションがあった際の出来事を記載いたします。
    楽しむことを忘れて、己(おのれ)の利己的なことを目的としたのを悟られてしまうと、こういうことも起こってしまうという、一つの事例を思い出しました。

    >第一に参加拳士の笑顔が実にイキイキとした印象を与えていた。そこには上からの命令で強制的にさせられている大会ではなく、自分達の記念大会に海外から応援に駆け付けてくれた拳士達と、共に最大限に楽しみたいと言う気持ちを見てとる事が出来た。

    当時、そこそこ日本人が住んでいる、ある大都市には、都市の規模に見合わず、少林寺拳法の道場は一般支部が1つしかなく、1つの大学にクラブがあるだけでした。
    年に一度の日本文化紹介イベントが、この都市では行われるのですが、少林寺拳法のデモンストレーションが、当時この一般支部の幹部でもあった後の別の支部を持つことになるこの大学クラブの監督が音頭を取って、クラブの学生連中を使う予定でした。
    このイベントのデモンストレーションですが、少林寺拳法のクラブとしてのデモンストレーションというよりも、この監督の名前を前面に出したものだったことが、配布された予定表により学生にバレてしまったのでした。
    このイベントですが、スポンサーは付くものの、参加する側にとっては無給奉仕のボランティアです。
    その結果、このデモンストレーションには、参加予定の大学クラブの拳士達がやって来なかった(つまり、ボイコットされた)のでした。
    この監督は大恥をかかされたとのことでした。
    学生達のボイコットした理由は、
    「なぜ、監督の○○さんの名前を売るために我々がタダ働きしないといけないのか?」
    ということだったのです。
    先に転記させてもらった、
    >上からの命令で強制的にさせられている大会ではなく・・・
    が、あてはまらななかったのですね。
    その後も、この監督は、少林寺拳法の名前を事あるごとに利用して自らの商売をはじめとする現地日本人やその周辺へ名前を売って、知る人ぞ知る存在(在住国の武道雑誌に個人として特集された等)になっていき、事あるごとに対立していた支部長と決別しました。
    そして、自身の支部を結構近い場所に立ち上げました。
    この人ですが、現地の日系の新聞には自身の娘が10歳で初段に合格した(海外支部での最年少黒帯ということをやたらと強調)といって紙面の結構な部分を割いて紹介させたり、といったことをやり、独立するまで所属していた支部の人達が呆れていました。
    今から思うと、配下の拳士達を、自らの駒のように強制に近い要求をして使ってきたこの人は、ある意味、一部の拳士たちにとって現在の本部のような存在だったのではないかと感じた次第です。

    以上のことを振り返ってみると、これまでのこの元監督の人が自分の名前を売るために少林寺拳法や拳士たちを利用してきたことは、まさに、今後の少林寺拳法の行く末を暗示しているように思えてなりません。
    日本国内の拳士たちを、御布施の出金マシーンみたいな存在にしか思わなくなった団体が、今後発展するでしょうか?
    拳士たちには、少林寺拳法という名の、生活の糧にできないものがあるだけです。
    カルトと定義付けられたもう一つの宗教・SKのほうが、生活力は確保できますよね。
    彼らは、団体内で、仕事のやりくりをして、お互いがお金を回しあっていますから、それなりに生活の糧が得られる仕組みがあるのです。
    ただ、脱退すると、この団体つながりの仕事がなくなるという恐怖から、残らざるを得ない自営業の人たちが多いともよく聞きますが、出て行くばかりの少林寺拳法とは若干違います。

    楽しみながらお互いがうまくなるという、楽しみの部分がなくなり、御布施という名の集金と強制ごとばかりになったら、本末転倒ですね。

    今回も、乱筆乱文で失礼しました。

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  2. Tairaさん 引き続いての投稿有難うございました。

    先日のシチリア講習会は参加した皆に非常に良い印象を与えました。本文にも紹介した様に自分達の為の大会を先ず楽しむ!そしてその為に駆け付けてくれた海外からの拳士や指導者にも、同様に楽しんで欲しいと言う気持ちが随所に見てとれました。 その事は私のみならずBSKFから参加した拳士全員が感じた印象です。

    ご紹介の支部長が何処の国の人かは分かりませんが、やり方が大元の方法とそっくりではありませんか?    

    >日本国内の拳士たちを、御布施の出金マシーンみたいな存在にしか思わなくなった団体が、今後発展するでしょうか?                       
    全く同感です。自分達だけが特別な存在なのだから、「我々の命令には文句を言わずに服従せよ」と言うやり方が、今後も続いて行くとは考えられません。そこには本質的な驕りが感じられると思います。なぜならば開祖開祖と言う割には、その本質的な教えである「半ばは他人の幸せを」が全く欠落しているからです。「全ては我が身の幸せを!」と彼等は解釈しているのかも知れませんね。

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  3. Mです。投稿致します。
    messinaでのこの行事が無事終わるまで、、、息を潜めてただひたすら成功してくれることを願い続けておりました。
    本当に本当に素晴らしい時を機会を与えて下さった水野先生始めBSKFやその他の国から参加して下さいました同志の方々、そして遠く日本から来て頂けた皆様、messinaは此れまで味わえ無かった大きな歓喜から未だ抜け出せず心からの素晴らしいご協力と今後も末永く続くで有ろう友情に深く感激し、喜びと達成感に浸っております。実に長い時が断ちました。この長い長い辛く苦しかった時が今回の喜びを倍増させてくれました。此れが終りでは無く、始りである意味深い集結の出発点であること、彼らと共に噛締め又共に前進して行きたいと思っております。もぅ其の場だけで足踏みするのは十分です。前に前に1歩でも2歩でも前進して行きたい!!行ける!! 私達は確信致しました。もう後ろを振り向くのは止めよう!!此れが私達の今の相言葉です。生きてて良かった、続けてて良かった、負けないで良かった、、他に言葉が見つかりません。本当にありがとうございました。そして今後も無理やりでも引っ張り続けて行って下さいますようお願い致します。

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  4. イタリアでの講習会についての記載の数々を、ゆっくり読み直してみました。

    最近のWSKOが国外で実施する講習会との決定的な差に気づきました。

    >今回の講習会に日本や海外から参加した指導者や拳士達にも、・・・

    ということは、所属に関係なく拳士の自由意志での参加ができたということですよね。

    最近のWSKO、排他的な行為がエグイですよ。

    私はUSAの支部長数人と少林寺拳法を通じて知り合っていまして、顔を会わす機会が少林寺拳法以外でもたまにあります。
    何人かが同じことを言っていたので、それを要約します。
    少林寺拳法の支部がない国に住んでいる休眠拳士が、日本に一時帰国したり物資調達でアメリカに来る際に、宿泊地にもよりますが、近隣支部での稽古に参加していたそうです。
    たまたまアメリカに行く時期と講習会が重なったので、それに参加をしたいという申し入れをいつもお世話になっている支部を通じて参加申し込みをして、当日に費用なんかも払って参加したとのことでした。
    しかし、この休眠拳士の人とは何の関係もないところの支部長が、彼のお世話になった支部長にクレームを入れ、彼の講習会参加をやめるように強制したのです。
    理由は、「WSKOの規定によると、対象拳士はUSA内の支部のみに所属する拳士だから」 だそうでして、初日の半分しか参加できなったそうです。
    このことを教えてくれた支部長の何人かは、突然私服に着替えて見学しだした彼に聞いたそうです。
    「どうして一緒に稽古しないのか?、楽しみしてたのに。」
    彼は、「USA内の支部に所属する拳士でないと参加できないんだってよ。」 と答えたので、
    この支部長は、「なんて unfriendly なんだ!」 と言ったそうです。
    何人かが同じように彼に尋ねていたとのことでした。
    10数年以上前からの知り合いが何人もいたそうで、同じように答えていたとの事。
    別の日本人拳士からは、「開祖だったら、そんなこと絶対にしないはず。そんなこと言ったのは誰や?」
    という反応もあったそうです。
    いますよね、組織のイヌ状態の人が・・・、自分はいかに組織に忠実なのかということをアピールするために、人の善意を踏みにじって得意になっている人が・・・
    そういえば、この休眠拳士の人の払った参加費は返金されたのでしょうか? 気になります。(おそらく返金されてないでしょうけど)
    本部から派遣されたM先生も顔見知りだったそうで、彼に尋ねたらしいのですが、事情を知った後のコメントが、
    「まぁ、組織あっての講習会やから、決まりがある以上しゃぁないなぁ・・・」
    だそうでして、いったん決め事を盾に取ったら、そこに曖昧な部分がなくなってしまうということでしょうか。

    講習会対象者でない拳士を締め出したということですね。誰得?、なんですが・・・
    イタリアではそのようなことがなかったようで、参加者みんなが楽しみながら稽古する、という、昔ながらの少林寺拳法の 「自他共楽」 が実践されていますね。
    本部が切り捨てていっている団体のほうが、開祖の思想・哲学を踏襲していると感じるのは、私だけでしょうか?

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  5. Mです。投稿いたします。
    taira様、ありがとうございます!! そぅなんです。今回の行事は実に生き生きとそして和気藹々、限られた時間では足りないと感じるほど嬉しくて楽しくて彼ら曰く、人生で最高の時を過ごせた!!そんな大会及びセミナーでした。来て頂ける方々は絶対にお断りなんかしない、皆様に同等のおもてなしをする、形式に囚われず楽しい美味しい充実した日程をこなす。これをモットーに計画していましたmessina道場は実に拳士一同一丸に成ってやりとげてくれたと思います。本部派遣とやらの偏った指導者の参加も無いし、自由に自由意志で全員一致団結し不平不満を言うどころか忙しくて手伝えなかった拳士が「残念だ!!残念だ!!」を何度も言って来る、、そんな彼らに頃から感謝しています!! でも此れは他のご協力者の方々在っての成功(?)だと思いますし彼ら自身も良く解っている事です。どうぞtaira様も 又、上記で不快な思いをされました休眠中の拳士の方々も次回は是非ともイタリアに!!心からお待ちしております。勿論、美味しいワインも!!

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  6. Tairaさん いつも長文の投稿感謝して居ます。

    一つ前の『己こそ己の寄る辺』への投稿にもカウンターを出してありますので、是非一度お読みください。もし何か見解が異なる事がありましたら遠慮なく指摘して下さい。

    Tairaさんが知っておられる裏事情を色々とご披露頂きましたので、私も同様に知って居る事を出来るだけ正確に紹介していると思います。これらを好ましく無いと憤慨している人達に配慮して、真実を捻じ曲げるとすれば現在のWSKOを批判する事など出来ません。我々の批判は単なるネガティブ・キャンペーンでは無い事に自信をもっております。組織の進むべき方向を捻じ曲げているのは我々ではなく、本来であれば良い見本を提示するはずのWSKOだと思うからです。

    今回のイタリア講習会に限った事ではありませんが、BSKFの有段者講習会やセミナーにも海外は元より英国内のWSKOに所属する拳士達も自由に参加しております。彼等は指導を受けたくても指導員が派遣されない為、仕方なく?BSKFの講習会に出て自分達のスキルアップに努めているのです。勿論我々から彼等の名誉を傷つけたり、写真を公表したりはして居ません。『WSKOに所属する拳士はBSKFの拳士と交わってはいけない』と誰かが言っているそうですが、子供に言う様な論理が世界中普遍的に通用すると信じて居るとしたら、そうとうに愚かな判断だと言わねばなりません。

    今一つ指摘したい事は、少林寺拳法と言えども一般の拳士にとっては趣味の世界です。趣味とは言い換えれば楽しみの世界ですから、楽しくない集まりに人は集まりません。一般社会のしがらみや命令から解放され、楽しいはずの趣味の世界が、そこにも理解不能なルールの強制や一方的な命令の押し付けでは、楽しいはずの拳法も心から楽しむ事が出来ないのでは無いでしょうか。私達は共に楽しむ道を模索したいと考えて居ます。

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  7. Mさん 投稿有難うございます。シチリアの事情に一際詳しいMさんですから今回の25周年記念大会、並びに講習会の模様を詳しくお聞きの事と存じます。

    Tairaさんへのカウンターでも書きましたが、『楽しい所に人は集まる』自然の流れです。特別な事ではないはずです。これはBSKFから参加した拳士や支部長だけではなく日本から駆け付けて頂いた指導者の先生方についても全く同様です。つまらないと感じる所に大金を叩いて参加する人は居ないと思います。

    私達は何も特別な事をしている訳ではありません。宗道臣が少林寺拳法のあり方を説いて指導していた当時を、今の時代に再現しようとしているだけです。そこにはそれ以前の武道と異なった価値観が有りました。共に楽しめる時間が有りました。それを我々は大事にしたいと思うのです。もしそれでも疑問に思われる人が居れば是非一度私達の集まりに参加して経験して欲しいと思います。直ぐに理解出来る事でしょう。

    その様な意味において今回のシチリア講習会は参加者全員が大成功と感じたと思います。楽しい体験は次回のチャンスを期待させますね。又皆で楽しみましょう。

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  8. Mさま、コメント返しをくださいまして、ありがとうございました。
    イタリアには行ったことがないですね。
    言葉の壁が・・・

    それにしても、WSKOは、いつからこんな閉鎖的な組織になりはじめたのでしょうか?
    やはり、卍を捨てた頃からでしょうか?
    「世界に一つの少林寺拳法」 を目指したはずが、いつの間にか、「世界中で分裂しまくった少林寺拳法」 に、なってしまいましたよね。
    イタリアにしてもイギリスにしても、これらの国のほうが、少林寺拳法のよい部分を踏襲していると感じますね。
    本部にとって、一番大事なのは 「銭金(ゼニカネ)」 になってしまったようで、負のスパイラルに嵌っていると感じます。
    そこには、ゼニカネと違って数字では表せない人間相手の感情が、感じられなくなっています。
    守ろうとすればするほど、実際には反対に引っ張られていってしまう、人がついて来ない、みたいな・・・

    そういえば、ポルトガルやインドネシアは旧WSKO胸章(盾卍の"卍"の代わりに"拳"の字)の時代にも卍を着けていました時期が長らくありましたよね。
    インドネシアは卍のみで、旧マークを使っていなかったように記憶していますが・・・
    これらの国は、卍を捨てることにどんな気がしたのでしょうか?大変興味がありますが、今となっては、わからないですね。

    しかし、日本の拳士やWSKO所属拳士が写っている写真やなんかが公開されないようにするのも手間がかかることと思います。
    しょうもない事に手間がかかるようになって、気を使わなければならないというのも、おかしな話です。
    楽しむべきところで、気を使うのも大変だとは思いますが、当面は仕方がないと諦めるしかなそうですね。
    おそらく今後は、本部サイドもスパイを潜りこませてくる可能性がありますので、その辺の工夫も必要かもしれません。
    スパイをスカウトするのに、どんなニンジンをぶら下げるのいかわかりませんが・・・
    もっと建設的な活動をすればよいと思うのですが、今となっては、いったん愛想を尽かした人達は戻ってこないでしょうね。

    ゼニカネのために守りにはいり、宗教団体に舵を切った泥舟(と、決め付けてしまいました)から抜け出すには、開祖の思想・理念・哲学、もちろん技もですが、これらがほぼ共通する団体であれば、どんどん相互に交流していって、複合団体を目指すのも一つの手かもしれません。
    まぁ、講習会や会合時に、会長や総師範だらけになる、不思議な複合団体になることが予想されますが、それは今後のお楽しみでしょうか。

    機会があれば、というよりも作ってイタリアにはお邪魔したいものです。

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  9. Tairaさん 引き続いてのコメント有難うございます。

    Tairaさんからの書き込みが長文な為、私のカウンターも同様な長文になりがちです。

    >「世界に一つの少林寺拳法」 を目指したはずが、いつの間にか、「世界中で分裂しまくった少林寺拳法」 に、なってしまいましたよね。イタリアにしてもイギリスにしても、これらの国のほうが、少林寺拳法のよい部分を踏襲していると感じますね。

    私も当事者ですが心からそう思います。別にイタリアやイギリスだけではなく、過去に私達より早くWSKOから分裂したフランスの別組織も、初代フランス連盟会長等フランス国内で影響力のある指導者は、分裂した組織に付いてしまいました。彼等にしても宗道臣の教えを否定して居る訳ではありません。WSKOそしてそれを盾に飴と鞭を使い分けて従わせようとする体制に反発しているのだと思います。その証拠に道場の正面には卍と宗道臣の写真を堂々と掲げて練習を続けております。イタリアの別派組やスイスの別派と呼ばれる組織も同様な行動が道場では見られます。

    >本部にとって、一番大事なのは 「銭金(ゼニカネ)」 になってしまったようで、負のスパイラルに嵌っていると感じます。そこには、ゼニカネと違って数字では表せない人間相手の感情が、感じられなくなっています。

    残念ですが100%ご指摘どおりだと思います。

    >日本の拳士やWSKO所属拳士が写っている写真やなんかが公開されないようにするのも手間がかかることと思います。

    昨年のBSKF40周年記念大会にも日本や海外から沢山の指導者や拳士が駆け付けてくれました。その人達の名誉を守る為にも写真等は公表しておりませんが、WSKOのトップが駆け付けWSKOとしての40周年を祝った大会は、当事国(イギリス)の拳士数の少なさに驚いたと聞いて居ます。ヨーロッパの国から拳士をかき集め何とか記念写真での体裁を整えたと言う事の様です。私達からすれば直ぐに英国の拳士とそれ以外の判別は苦も無い事です。BSKFの写真が掲載されて居ない事で、「BSKFの大会には人が集まらなかった」とプロパガンダを繰り返していると聞きましたが、実際の写真を見たらなんとコメントする事でしょうね。楽しみです。

    >開祖の思想・理念・哲学、もちろん技もですが、これらがほぼ共通する団体であれば、どんどん相互に交流していって、複合団体を目指すのも一つの手かもしれません。
    まぁ、講習会や会合時に、会長や総師範だらけになる、不思議な複合団体になることが予想されますが、それは今後のお楽しみでしょうか。

    昨年のBSKF40周年大会を切っ掛けとして、ご提案の開祖の思想・理念・哲学・技を共有する団体はすでに交流が始まって居ます。複合団体として円卓会議で国の代表を選出し、民主的に組織運営がなされる事で参加者が増えてきております。現に日本やスイス国内でも、名前の異なった複数のグループが何の問題も無く互いに協力して発展して居ます。国内に複数の団体が参加して居てもその人達(リーダー)が賢明な判断をすれば、将来は明るいものになるのでは無いでしょうか。何にも増して私達には良い見本が有ります。WSKOと言う良い例を反面教師として運営して行けば組織は発展して行ける事と考えて居ます。

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  10. Mです。投稿致します。
    taira様、言葉の壁なんて笑顔と拳法と同じ志さえ有れば必要無いと思います。 其れほど彼らは真実の友好的交流に飢えておりましたから。。天候にさえ恵まれれば輝く太陽、大海原、そして美味しい料理とワイン!! ご自身でも仰ってましたが是非1度お時間を無理やり工面されてでも南イタリア・シチリア島メッシーナ道場と言うか新体制団体のイタリア支部へおいで下さい!! 其の前に、、、是非ともこの新組織にご見学に来られてイタリアの拳士だけでは無く、国民の壁も無い、ただ単に同じ目的を持ち今後も共に歩んで行くことだけを目的とする各国のこの集いに片足、片目だけでもご見学して頂ければ ご賛同して頂ければ、、、思わず彼らの帰国時に一緒にイタリアまで行ってしまわれるかも知れませんよ(笑) 「なんとこの国はこの人種同様の脳天気な快天候なんだ!!」なんて平気で大声で日本語が通じないのを良い事にイタリア人達の前で叫ばれたような失礼なWSKOの方はご遠慮願いたいですが(この時1番笑われてたのは実はこの失礼なご当人であり、同行されていた日本の先生方は呆れ果てて無視されてたのをこの方はご存じ無い筈です) 何度も申しますが彼らは友情と言う言葉に飢えて長い辛い年月を過ごして来ました。今、やっと花開きます!!! 水野先生、、、ダメです、、又泣いてしまいます。。taira 様、お待ちしておりますよ!!

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  11. Mさん 投稿有難うございます。

    Tairaさんの様な海外事情に詳しい人にも是非シチリアの道場を見て頂きたいですね。

    これは何もシチリアに限った事ではなく、現在WSKOから離れて活動している元少林寺拳法の道場にも。それらの道場がどの様にしてWSKOと決別しなければならなかったのか? 勿論全てのWSKOから離れた指導者が正しいと言うつもりは全くありません。中にはいかにも怪しげな少林寺拳法を名乗っている指導者も存在していますので。

    その様な中で当初の目的を見失う事無く、宗道臣が説いた道を愚直に追い求めているグループが確実に存在して居る事を、一人でも多くの指導者に見て欲しいものです。そうなれば現在の少林寺拳法本部がやっている少林寺が正統なものか、又これらの別派とされているグループが全て否定されるようなものなのか、直ぐに理解できると思います。

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