2014/12/22

新体制をどの様に構築できるのか

私のこのブログには実に多くの方々から投稿を頂く様になった。何にもまして投稿者の真剣さが伝わって来るものがほとんどで、時には真剣に向き合う彼等の姿勢が少林寺の指導者となった当時の自分の姿とも重なり、何とか現状を打破する良いアドバイスが出来ないかと日々模索する毎日である。

現在の日本の少林寺拳法と言う組織は、多くの方々から何度も書き込まれている様に非常に疲弊した組織になって居る事が分かる。その大きな要因は組織の示す矛盾から発している事は明らかである。何が矛盾かと言えば、そもそも武道を売りものに発展してきた組織を、ある時を境に宗教が全面に打ち出される様になってしまった。これまでは青少年教育を唱え、年少者の拳士や保護者に対して武道の修練を通して健康な体と人格、社会性を植え付けて行くと捉えられていた。それが宗教団体を標榜する事で、これまでとは立場の異なった説明が必要になってしまった。

私がこのブログで何度も指摘した事は、武道教育を通して人格形成の一助とする事と、例えは悪いが武道という力を餌に宗教を刷り込む事は全く逆の手法であると言う事につきる。明らかに後者は超能力を喧伝したカルト的団体と類似した構図であると受け取られても仕方がない。それが事実かどうかは別として、現在、多くの指導者が口をそろえて言う「新入門者が居ない!」と言う言葉の重大さである。

彼等の言葉を借りれば、「何らかの理由で少林寺を辞めて行く者はこれまでにも居た」、しかしながら道場を何とか維持できていたのは「新入門者が入る事で辞めた拳士数と同等な数を維持する事が可能であった」からである。しかし現在では長い期間で新入門者が無いと言う現象が続き、道場での拳士数がかなり減ってしまった。結果として道院運営にも支障を来たす様になってきたとの説明であった。

これは一部の意見では無い。私が話を聞いたほとんどの指導者が同様の見解を口にした。それらを無視する事は簡単であろう、しかし今後もこの様な状況が改善されないとなれば少林寺拳法と言う組織そのものが崩壊してしまう事は目に見えている。その様な中で最近では本部と距離を置き、私やBSKFに直接連絡をくれる人達が居る。熱心な指導者ほど現状に居たたまれず、何とかしなければとの思いからであろうと想像する。

部外者の私に何が出来るか分からない。しかしながら私自身が直接関与するまでも無く、組織に疑問を感じた指導者達は自問自答を繰り返しながら考え続けて居るのであろう。その様な人達の中には自分達自身で解決の方法を見付け出し、行動を起こそうと言う人達も居る。仮にその事で将来的に少林寺拳法とは名乗れない結果に成ろうとも、過去に誇りをもって少林寺拳法を修練していた頃を思い出し、武道としての楽しさ、厳しさを指導の中で伝えて行きたいと言う情熱を本人から聞く事が出来た。

少林寺拳法は長い間『世界で一つ』と言い続けてきた。その根底には少林寺拳法をブランドとしてとらえ、『ブランドを守る事が教えを守る事である』と言うバカな論理がまかり通ってしまった事が原因であろう。『少林寺拳法』は本部にとっては商品かも知れないが、多くの指導者にとっては生きがいと夢でもあったはずである。その指導者の情熱が覚めた時に発展は望めない。

同時に少林寺拳法は『LOUIS VUITTON』や『SONY』という優れた商品を生み出す一般の会社では無い。商品であればブランドに対して人々は信用し少々高額な商品でも受け入れる。しかしながら一般の商品の場合とは異なり、武道やスポ―ツの類は人が教える訳であり、同じ武道を名乗る団体であっても個々の指導者に差が有る事は当たり前の現実であろう。

その事実を証明するまでも無く、同じ少林寺拳法の道場でもそれぞれに拳士数には大きな差が出ている。少林寺拳法と言う名称(ブランド)に初めは魅かれたかもしれないが、習うときには当然の事ながら指導者を選ぶ事になる。ブランドで人が呼べると言う事が事実であれば、どこの道場も同様に人が集まらねばならない。しかしながら現実には50名を超える門下生を抱える道場も存在すれば、10名にも満たない拳士数しか所属しない道場も有る。

これらの現実を前に『少林寺拳法をブランドとして守って行けば、将来も間違いなく発展して行ける』と判断した組織の責任者はどの様に答えるのであろう。一般の会社においては、経営判断を誤った者に対する責任を追及できるメカニズム(株主総会等)は存在する。少林寺拳法と言う一大武道組織(宗教組織?)の責任体系はあるのか。無いとすればその様な組織の改革と、それに伴う発展は将来も望めない事はハッキリしている様に思うが、この様な現実を多くの指導者はどうとらえているのであろうか。いま個々の指導者の質が問われている。

23 件のコメント:


  1. 今回の水野先生のブログはこれまでのお話とコメントを整理していただいたようであり、まとめと言う感じがします。されば、これからどうするのか。思いを伝えるだけでいいのか。私はもはやこれ以上、この組織の中にいてこれまで思っていたこととは異なっている活動を続けることにピリオドを打ちます。
    幸い思いを共にする者もいますので現在の少林寺丸から下船します。小さくてもいい、ブランド名もいらない、寺子屋でもいいです。
    自分の思う道を悔いなく歩いてみたい。
    来年度は共通の思いを持つ方の受け皿になるべく努力を続けていく覚悟が出来ました。
    ぜひ連絡を取りたく思います。







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  2. 今は昔さん 投稿有難うございました。

    しばらく書き込まれない日が続いておりましたので少しホッとして居ます。
    クリスマスが終り今日はボクシングデーと呼ばれる日です。ロンドンの中心地ではブランドショップでもセールが始まりにぎやかです。

    その様な中での書き込みで今は昔さんの決心を披露して頂けたことに心意気を感じました。又思いを共にされる人との船出にエールを送ります。『共通の思いを持つ人達の受け皿になりたい!』頑張って下さい。私も可能な限り協力したいと思います。

    『寺子屋でも良い』これこそ正に開祖が最初に目指した志と共通する信念だと感じました。何か私にも出来る事があればお知らせ下さい。勿論この場にではなく右上のアドレスにメールで問い合わせが有った時には、今は昔さんにお知らせします。連絡用のアドレスを右上にお知らせ下さい。

    来る2015年が今は昔さんはじめ、志を共にされる皆様にとって輝かしい歴史の第一歩となる事を祈念致しております。

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  3. 今は昔さん、私も先日下船致しました。

    開祖が描いた理想境を目指していたはずの船も、船頭が代わったからなのか、ベテランを含めた乗員を下ろしてでさえも、船を如何に壊さない様にするかという目標に変わってしまい、乗員としての本来の役割が無くなってしまった、というのが私の実感です。

    船は乗員がいなくなれば進む事が出来ず、その存在意義さえ失われてしまう事を忘れてしまったかの様に感じております。

    乗員一人一人が目指すべき場所を共感し、動機付けられ、役割の中に自己の幸せを見出せなければ、船は進んで行く事が出来ないのだと、つくづく考えさせられます。

    そして開祖が説かれた様に、指導者の考え方・在り方によって、船は行き先を変え、船の構造や仕組みを変えるのだという事も再認識させられました。

    これから私も、どの様に次の世代に関われば、利他の心に満ちた理想境へ向かう為のお役に立てるのか、模索してみようかと思います。

    水野先生、この場を開いて頂いていること、ご意見を述べられていることに勇気づけられており、感謝致しております。
    今後ともよろしくお願いいたします。

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  4. 上記、匿名になってしまいましたが、云白です。

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  5. 拳法大好き2014/12/27 8:39:00

    私も船を降りようとしています。でも辺りを見回すとずいぶんと環境が違います、確かに船に乗っている時はみんなが進む道に同じように行けば、おのずと目標が見て、周りの人が引っ張ってくれます。
    でも新しく乗る船は小さくて、ゆらゆら揺れ、とても安定はしていなくて本当に不安でが、強い意志を持って力一杯オールを動かします。最初は中々進まないでしょうが、自分の思いを持って決めた進む道(大海原)ですよ、怖くはありません。仲間がきっといます!
    多くの皆さんが水野先生のブログに投稿してくれて、勇気つけられました。
    拳士は辞めて今、傍に居ないんです。
    思いを同じくする友人がいますので、週一日は技の確認をし、話し合っています。
    今、何もしないのが一番不安です、考えてしまうんです(何十年も拳法を仲間としてきて、何の形も成しえないで終わるならば、私は一体何をしてきたのか、此のままで良いのか?)と考えてしまいます。
    前にも書いたのですが、開祖の思いは少林寺拳法以外でも遂げられます、小さい種火ですが大きく燃え上がらせますよ!
    云白さんと同じ言葉で申しわけ有りませんが、来る2015年が、志を共にする皆に輝かしい歴史の一歩と成る事を念じてやみません。

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  6. 云白さん コメントを有難うございます。

    『船は乗員が居なくなれば進む事が出来ない』まさにその通りだと思います。もし乗員など居なくても船は進むと言うのであれば見守りましょう、キャプテン一人で船がどの様に進むのか。

    今は昔さんや拳法大好きさんばかりではありません。ほとんど全ての指導者は善意のボランティアで自分達の夢を少林寺拳法に掛けてこれまで頑張ってきたと思います。残念ながらこのところの少林寺と言う組織には、指導者が夢を語り続けられる土壌が崩壊してしまいました。

    云白さん、貴方一人ではないと思います『どの様に次の世代に関われば、利他の心に満ちた理想境へ向かう為のお役に立てるのか、模索してみようかと思います』多くの指導者が同様な摸索を始めているのです。どうか皆さんのお思いを結集して下さい。今は昔さん、云白さん、拳法大好きさん、皆さんの力が必要になる時は必ずあると信じています。何が出来るか?皆で考えましょう。

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  7. 拳法大好きさん 何時も投稿有難うございます。

    『開祖の思いは少林寺拳法以外でも遂げられます、小さい種火ですが大きく燃え上がらせます』私も同感です。少林寺拳法は幸福追求の為の、開祖からの一つの提案です。答えは一つでは無いはずです。自分で考え、自分で答えを出さなければなりません。人の後ろを付いてゆくだけの少林寺拳法であったとすれば、それは開祖が説いた教えからは程遠い解釈だと思います。

    何を始めるにしても最初は一人です。自分が決心しなければ何も変わりません。拳法大好きさんや云白さん、今は昔さんはその意味では決心されたのだと文面から感じました。志を同じくする人達は数多く居ると思います。貴方達の決断と行動が同様な思いを抱く人達の心に火を付ける種火となる事を期待しています。

    私は皆さんの心意気にエールを送りたいと思います。

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  8. Mです。投稿致します。
    水野先生のブログ更新後、私も皆様からの投稿文を、、、いいえ、決意を拝見致したく心待ちにしておりました。方向性を失った船から下船された方、下船されようとしている方、納得行かないまま未だ躊躇されている方。様々な心の葛藤が渦巻いていることと察します。ただ、以前も書きました通り、1匹の虫も群れを成すと結構強い物体にまで膨れ上がれますよ !! 始めの1歩として、まずは除名処分を受けた海外の「元拳士」の頑張りを一緒に見て頂けませんか?
    2015年、彼らは穴倉から飛び出し、青空の下で乱舞を始める準備に取り掛かっています。彼らは「宗教団体」では無く「武道団体」として尚一層団結を固めつつあります。信者では無く拳士として一緒に汗を流してみませんか!? 彼らを助けてやって頂けませんか!? 「よーし!! 1度行ってみるか!!」と決心して下さった方は是非、ご一報下さいますよう!! 2015、新年が何かを変えてくれるよう心から望んでいます。

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  9. Mさん 投稿有難うございました。

    今年もいよいよ残す所4日となりました。本当にアッと言う間の1年でしたが、実に多くの方々から色々な言葉を頂きました。「今の少林寺は開祖の教えとは異なる!」現役の指導者の言葉として重く受け止めて居ます。

    この様な環境下で自らの信じる道を歩き始める人達も居ます。また心では思っては居ても、まだ現実には動き出せない人も数多く居るのも事実です。両者に共通する思いは「このままではいけない」「何とかしたい」との思いは共通のものです。

    来る2015年は好むと好まざるとに係わらず、少なからぬ指導者が決断を迫られる時が訪れる事でしょう。現在の少林寺拳法と言う組織が抱える問題は簡単に解決する問題には思えません。時間が解決すると言う訳にはならない事でしょう。指導者一人一人が自らの問題として考え、行動する時が迫って居ると思うのです。

    自らの判断で動き始めた人達は一人ではありません。同様な思いを抱く拳士達は国内にも海外にも沢山います。その様な人達が力を合わせて行動すれば非常に大きな力になる事でしょう。
    Mさんの言われる『除名処分を受けた元拳士』は沢山居ます。そして自らが見限った拳士も数多く居ると思います。その様な人達は拳法が嫌いな訳ではありません。ですから有機的な結びつきは可能だと思います。

    宗教では無い、武道としての単純なる強さを求めて立ち上がる時が来ています。エロビック体操は宗教団体にお任せしたいと思います。

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  10. Mです。
    水野先生のご指摘通り、各道院・支部の拳士数は激減している筈です。 増えもしないが減りもしない、、、其れは年少拳士達と其の父兄が現状を把握していないどころか「宗教団体」に成って居る事すら説明を受けて無い様子です。ですから拳士数数名しか抱えない処も有れば(此れは納得できます)50名の拳士を抱えている処も在り、と言うのはどぅでしょうか。。所属する拳士全員が「我々は信徒である」と認めた上で所属しているのでしょうか? 何か信じ難い異様な感じに受け止められるのは私だけでしょうか。。もっと信じられない事には某外国支部では所属拳士ゼロなのに「支部長」と言う地位から離れられないとんでもない連盟も在ります。実に滑稽な話ですが日本でも類似した道院、支部は少なからず存在しているのではないでしょうか!? その昔、私は某大会社社長に伺った話ですが「どうしたら、楽して大資産家にてっとり早く成れるのでしょうか。。。」とバカな質問をした事が有ります。其の方が即答されました「教祖様にお成りなさい。飛行機のファーストクラスもホテルのスゥィートルームも高級レストランも必ず居るのが要するに教祖様だよ!! 恥も何も捨てて神に成りきれる自信が有れば此れほど楽して贅沢できる職業は無いよ!!」 こんな話、ふっと思い出してしまいました。 やっぱり私は一匹の虫で満足です。皆様、この投稿欄で胸のわだかまりを全て吐き出した後には2015年を我々と一緒に確実に前進して行って下さる方々を心からお待ちしております!!

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  11. Mさん 引き続いての書き込み有難うございます。

    そのとおりです。ここでの投稿には何ら規制がありません。思いのままを書いて頂いて、心にわだかまりが有る人は特に全て吐き出して欲しいと思います。その上で自分が納得してやれる少林寺拳法を見つけ、2015年には気持ち良く誇りをもって打ち込みたいものです。

    誰かから強制されたり、仲間内でお互いを監視する団体などに明るい将来が有るとは決して思えません。自分自身が心から打ち込める拳法でありたいものです。人の為ではなく(自身が情熱を掛けられる)拳法こそ、それを習う拳士達にも同様な喜びを与えられるものだと信じます。

    初めにここへの書き込みには何の規制も無いと書きましたが、可能であれば匿名で構いませんが、『M』さん、『拳法大好き』さん、『今わ昔』さんの様に何か記号でも書いて頂けると親しみがわきますし、私のカウンターでの書き込みもしやすいのでお願い出来ればと思います。

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  12. 新年あけましておめでとうございます。

    新しい年が拳法に関わる総ての皆様にとりまして、素晴らしい年となります事を祈念致します。

    旧年中は沢山の書き込み有難うございました。 ここの場が総ての拳士にとって真直ぐに意見の言える場でありたいと願うものです。

    今年は将来に向かって私達に何が出来るか、すでに昨年から方向を定め歩き始めた人達も居ます。

    BSKFの40周年記念大会の折り参加頂いた皆様から示された協力体制は、今年新しい目標に向かって一歩づつ確実に歩みを進めてまいります。どうか今年もご支援の程宜しくお願い申し上げます。
    結手

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  13. Mです。
    水野先生、投稿者の皆様、明けましておめでとうございます。「本年も」では無く「本年からこそ」宜しくお願い致します!!
    水野先生ご指摘通り、私達ヨーロッパ勢は昨年末から試行錯誤しながらも2015年、志新たに同志を募り「初めの1歩」を踏み出す事に致しました!! 何も咎められる事も邪魔される筈も無いだろう私達の此の「初めの1歩」に興味を持たれた方、参加ご希望の方、どうぞ水野先生の方にご連絡下さい!! 私達は「外国勢武道団体」として決して退く事無く本年から尚一層の努力と決意を持ちまして歩み続けて行く所存です。其の為にも水野先生は勿論、同志の方々の強い支えが必要です!! 日本人も外国人も志同じならば言葉の壁は有れども心通じる信念と友情の固い絆で結ばれ同じ道を歩んで頂けると信じてます!!

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  14. Mさん あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。

    一つだけ言わせて頂ければ私達は『外国勢武道団体』と言う括りは持って居ません。元々が日本から始まった少林寺拳法です。 残念ながら本家の行動パターンが本来の有り方から逸脱したのだと思って居ます。『変わったのは私達ではありません!』その事を協力してくれている日本国内の指導者から何度も聞きました。

    同時に沢山の賛同も頂きました。私達の生き方(武道として)が正しくないのであれば、日本はおろか世界でも相手にされない事でしょう。 武道に限った事ではありませんね、小さな社会でのみ通用する共通の認識では世界に発展する事など不可能でしょう。

    昨年来、色々な国から問い合わせが来ております。日本の人達からも当然の事ながら問い合わせは頂いております。すべての人達と一緒に出来る訳ではありませんが『少林寺拳法』がベースとなる最低限の条件です。現在それらの武道グループが例え名称が少林寺拳法から変わって居ても問題はありません。しかしながら全く少林寺とは無関の人達とは当然の事ながら行動を共には出来ません。

    私達も今年は飛躍の年にすべく積極的に行動して行きます。 どうか見守って頂きたいと思います。同時に一緒にやって頂ける指導者の方も歓迎致します。

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  15. Mです。
    水野先生、早速のご返答恐縮です。私が「外国勢武道団体(sk)」と記したのは「日本勢武道団体(sk)」の皆様も合体して頂ければ其れこそ「世界はひとつ」と謳歌できると言う願望からです。其々の呼称は相違すれども同じ武道を愛する者達、同じ情熱を持つ者達が相互い協力し合って最初は小さな風船1個から将来は人を沢山乗せられるバルーン、飛行船にまで成長して行って頂きたいと言う願望が高じて書かせて頂きました。決して日本の皆様が私達とかけ離れている別物存在とは考えつきもしませんし、水野先生始め、日本の皆様のご協力無しでは私達の今後の発展は限られたものに成ってしまいます。「武道団体としての(SK)世界は1つ」を再現して頂ける日を切望してやみません。

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  16. Mさんの言われたい事理解しているつもりです。 

    私達のグループは世界が基準でありたいと考えて居ます。その様な観点から『小さな社会でのみ通用する共通の認識では世界に発展する事など不可能でしょう』とあえて書きました。この様な書き方を不快に思われる指導者や拳士がおられる事は承知の上です。

    昨年BSKFと日本の少林寺拳法連盟とは、名称問題における裁判で一応の結果を見ました。世界で誰からも愛される少林寺拳法を願うのであればこれはある意味において大きなチャンスかも知れません。少林寺拳法が将来にわたり世界で発展して行けるとすれば、日本の優れた指導者の協力は欠かせません。私達と行動を共にしたいと連絡頂いた指導者や拳士の皆さんには心より敬意を表したいと思います。

    自分から行動を起こす事には大きなエネルギーが伴ないます。現状を受け入れ、多少の不満には目をつぶる事も可能だからです。しかし新たな方向に舵を切った人達は大きな可能性に挑戦する事を決意されたのだと思います。加納治五郎師範の『柔道』が世界の『Judo』として発展した様に、少林寺拳法にも同様なチャンスが訪れた可能性を感じる事が出来るのではないでしょうか。

    今年は私達もより積極的に行動して行きます。日本の少林寺拳法組織や拳士を敵とみる拳士は一人も居ません。お互いに足らないところを補完し合える仲間だと思います。共に長年『同志相親しみ、相助け、相譲り』と唱和してきた事を思えば将来の協力が不可能だとは私には思えません。

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  17. 知人から知らされて拝読させて頂きました。まず現在起こっている様々な無理やりな改革とやらには何となく笑いが出ると言うか、SK指導力の欠落、経営運営理念の無さ等が如実に現れているような印象を受けています。日本では税金逃れの為に宗教法人をメインにしていますので後は推して知るべしですが此れをやってしまうと どうなってしまうのか??まともな経営者ならば予想がつくはずです。極端に例えるならば私とて其の気になれば会社を宗教法人にできない事もありませんが やっていませんし やる気すら起こりません。 宗教法人と言うのは祀る御神体に該当するもの、定期的に購読できる情報誌の発行、此れらがあれば認可されます。私共の税理士先生が言われるには 宗教法人の優遇税制に関して以前から税理士会(界)でも常に議論されているそうです。企業の海外流出を防ぐ目的で税制を見直すと国の税収は減ってしまう。さすれば宗教法人の税制にもいずれは何らかの影響も出て来ると予想できます。其の時、SKって一体どうするのでしょうか!? 余計な心配では無く単に興味深々好奇心旺盛、火事場見物人とでも申しておきます。

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  18. 投稿有難うございました。

    税金逃れの宗教法人化、ほとんどの指導者に見透かされている現実が今のトップに見えないとしたら、組織の再生等かなうわけもありません。誰が考えたのか知りませんが(興味もありませんので)宗教活動の一環としてエロビック体操を推進すればする程、熱心な拳士は組織を見限ってしまう事にも気が付かないのでしょうか?

    同時に気が付いて居る指導者もきっと居ると思うのですが、その人達が声を(意見)上げられない環境であるとしたならば、残念ながら組織の未来は簡単に予測可能です。
    私達は現在部外者ですので直接的にSKと言う組織に係る事は何もありませんが、現況のSKに見切りを付けられた指導者の方々には何らかの希望(SKの夢をつなぐ)を提供出来る事が有るかも知れません。

    現在は私達も同じく火事場見物人と言えるのかも知れません。

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  19. Mです。
    何なのでしょうか此の静けさは。。多くの投稿文を「ふむふむ。。。」と共感しつつ楽しみに拝読させて頂いてましたが新年を迎え、今までの勢いも何処かへ置いて来られたのか、其れとも朱に混じってしまわれたのか、、書き込みも出来ない程お忙しいのでしょうか。。私達海外拳士達は決して100%後退することは有り得ませんが今少し前進の歩みを緩めて皆様が後ろから背中を押して下さるのを待ち続けております。「夢」は命ある限りもち続けるもの、「願望」は其の望みを遂げるまで押し進めるものと思います。誰にだって「どうでも良い」人生なんて有りませんよね!! どうぞ1日も早く私達の処まで追いついて下さい。私達を先導して下さい。水野先生の仰る通り「SKの夢をつなぐ」仲間達が個々の風船から世界中何処へでも飛廻れる特大飛行船に成るまで。。。此れは私達に取り「夢」と「願望」の域を飛び越え今では生きて行く為の大きな目標と成って膨らみ続けています!!

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  20. Mさん 投稿有難うございます。

    またまた大きなテロ事件が起きてしまい、世界中が身近で起きるテロに対する不安と現実の虚しさを感じている時だと思います。同時にSKの組織内では将来に対する見えない展望と不安が渦を巻いており、何から手を付けて良いのか分からない事も現実にあるのかも知れません。

    決断の時は目前まで迫って居ると思いますが、個々の選択では簡単には決められないのかも知れません。
    この次に書いたブログはテロの事件をメインに書きましたが、眼光紙背に徹して読んで頂ければSKが抱える問題も見えてくるのではと思って書きました。

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  21. Mです。               3月に成ってしまいました。。。時が止まってしまったのでしょうか。不安と失望の日々を過ごしております。

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  22. Mさん 久々の書き込みですが、「不安と失望の日々を過ごしております」とありますが、何か心配される事がありましたか?

    私達はここまで順調に来ていると感じています。何人かの指導者の人達から連絡を頂きました。かなり多くの拳士や指導者が現在の少林寺に見切りを付け、今月で辞められる人達が多いと聞きました。

    Mさん心配する事はありません。私達に失うものなど何もありません。創造と希望があるだけです。来年の今頃はどの様な景色になって居るのか楽しみです。

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  23. Mです。  ありがとうございます!! あまりにも失望させられた事が多かった為についつい悲観的に成ってドーンと落ち込んでいました。3月なのに降雪、雪嵐、気持も晴れず悶々としてました(反省!!) 明日から少しずつ暖かく成る筈ですし桜の開花情報も楽しみです。 早く満開の桜の下で春を楽しみたいと心待ちにしております。

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