2019/08/13

手軽に楽しめるYoutube、見る側が試される訳!

昨今の時代変化の一つにYoutuberが挙げられるかもしれない。映像を自分から発信して趣味の世界からプロの仕事まであらゆる映像を見ることが出来る。もちろん少林寺拳法の映像も沢山出て来るが、他のジャンルと同じで質の良いものからひどい内容のものまで千差万別の感がある。と言う事はどのジャンルでも見る側の知識(知恵)が必要であることは言うまでもない。

先の参議院選挙の時も実に多くの面白い映像が出ていた。それらの中にはこれまでの選挙ではありえなかった様なアジェンダ(公約)やキャッチコピーが出てきて、過去の選挙では見られなかった様な人達の活躍が目を引いた。NHKだけを標的としたアピールや、元号を幕末の新選組と組み合わせた名称など有権者に分かりやすい(選択しやすい)アジェンダを主張する事には、これまでにない新しい政治の動きが感じられた。これらの人達に共通する新しいアピールにYoutubeが大きな役割を果たした事は言うまでもない。

料理の映像も沢山ある。確かに鮮やかに料理をする映像にはいかにも旨そうな印象を受けるが、その出来上がった料理がどの様な評価を受けるのかは定かではない。見事に魚を捌く板前から寿司職人、そして和食、中華、洋食そしてストリートフードの様なあらゆるジャンルの露店料理まで、世界中の食文化の一片をそれらの中に見る事が出来る。ただ確かに見た目には旨そうでは有っても実際の味は食べてみるまでは定かではない事も確かである。

武道のYoutubeについても非常に興味深いものが沢山ある。日本ばかりではなく世界中の格闘技からボクシングや武道まで、あらゆる格闘技の映像が楽しめる。ただ先にも書いたようにこの分野も例外では無くひどいものが沢山ある。私は他の武道の事を評価するつもりは無いが、少林寺拳法の動画には指導者の一人として厳しい評価もしなければならないと考える。特に酷いと思うものは技の名称とやっている技がマッチしないものや、技術的観点からも、おそらく自身の弟子以外には通用しないであろうと思われる映像が度々あるのも事実である。日本以外の国の指導者が指導(説明)している技と名称が異なる事はある程度理解は出来るが、それでもそれらの間違った情報を元に指導を受けた拳士が世界で広まっていく事を考えると、簡単に諦めて良い問題ではないように思える。

諸々の分野の情報が簡単に手に入るYoutubeであればこそ、楽しむ側の知識とそれらの内容を吟味できる眼力が試されているのかもしれない。今Youtubeが面白い!

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