2015/11/24

大きな成果を収めた 第一回IKA日本セミナー

前回の投稿から随分と日にちが過ぎてしまった。これまでに紹介した講習会から、今回はIKA(International Kempo Association)の日本における第一回講習会の様子を、私が感じたままを述べてみたい。

この度のIKA・JAPANセミナーは日本の指導者の協力無くしては語る事が出来ない事は明白である。 ヨーロッパの国々からは60名もの拳士達が参加した事で当初の予想をはるかに上回る海外拳士の協力は、講習会の成功をより一層引き立たせた。
第1回 IKA セミナー

この講習会に参加したからと言って昇級、昇段の試験が行われる訳でもない。そこには純粋に拳法を共通の喜びとして仲間達と練習したい!と言う明確な意思が有った。参加者が昇段試験を目的に講習会に参加するセミナーとは一線を画した心地よさが参加者全ての拳士から感じられた事は、何十年も前の講習会の本来あるべき姿を指導者達にも思い起こさせる良い機会となった。
神戸市役所 表敬訪問

また期間中には各国代表者による国際会議も並行して催された。参加者がそれぞれの思いを発言して、今後のIKAのあり方が熱心に議論された。 その中では毎年IKAとしてオフィシャルな大会と講習会を催して行く事も議題として取り上げられた。

神戸電子専門学校 表敬訪問

この度の講習会に参加した日本の拳士達からも数多くの賞賛と共鳴する意見が我々に寄せられた。 勿論海外から参加した拳士達は講習会のみならず観光や食事など日本ならではの貴重な体験を満喫した事は言うまでもない。 彼等の口から「次の日本での講習会はいつやるのか? 次回はより多くの仲間と共に参加したい」と聞かされた時には、今回のセミナーの成功が参加者から認められた事が感じられ、主催者の一人として大変うれしく思った。

最後に今回の講習会成功の為にご尽力いただいた日本の指導者の方々、そして又影の力として諸々のご協力を賜った総ての皆様に心より感謝の意を伝えたいと思う。皆さんの総力で今回のセミナーは大成功の内に終了することが出来ました、有難うございました。結手


姫路城
神戸ビーフ会食

京都観光

後夜祭

6 件のコメント:

  1. お疲れ様です! 第一印象です、参加拳士みんなの笑顔がとっても素敵です!
    Fasebookで多くの写真で講習会に見たり、また実際に他の講習会に参加をしましたが、写真からも力強さがあふれています。これは何なんでしょうね!遠い異国の地から日本に駆けつける、高いコスト(旅費)が掛かるにもかかわらず、地球の反対側に来てくれたんですね。感動です!
    是非!次回も開催してほしいです。
    次は必ず参加をしてみたいです!そしてWeb上で公開参加の呼びかけをしてください。

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  2. 投稿有難うございました。

    ご指摘の様に参加者からは今回の講習会で得られた満足感のみならず、同じ価値観を共有する仲間達と共通の喜びである拳法を練習できた充実感が感じられると思います。

    ヨーロッパからの参加者には少なからぬ経済的負担も当然の事ながら必要になります。それでもあえて参加する拳士達のひたむきな拳法に掛ける情熱は日本からの参加者にも充分に伝わったのではないでしょうか。

    勿論このIKAセミナーには日本からも多数の参加が有りました。難しい環境を押して参加して頂いた指導者や拳士には心から感謝しております。写真には不必要なトラブルを回避する為出しておりませんが、参加した人達にはご理解頂けると思います。

    次回のIKA日本セミナーでは是非ご自身の目で見て頂き、海外拳士の思いを感じて頂けたらと思います。

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  3. 初めて投稿します。このようなことが日本で開催していたんですね!知りませんでした。
    友人の勧めで初めて見ました。聞くところによりますと友人はとっても興奮していましたですよ!(楽しかったです!)言っていました。

    最近は道場が閉鎖したり、拳士が少なくなって閉鎖した話をよく聞きます。また名前を変えて拳法をしています。少しさびしさを感じています、これからどうなって行くのでしょうね?

    拳法が好きです、でも最近は楽しめません。写真を見てますと息遣いが感じます。私も参加したいと思うようになりました。なんかまとまりがなくてすみませんでした。これからも楽しみにしています。

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  4. 2番目に投稿頂いた匿名さんへ

    投稿有難うございました。 私達は何も特別な事をやろうとしたわけではありません。自分達が拳法で味わった楽しみや喜びを、今の人達にも同じ経験をしてもらいたいと考えたからです。その様な環境が参加した皆さんに良い印象を与えたのではないかと想像して居ます。

    集まってくれた拳士達は間違いなく拳法大好き人間です。国籍、人種、宗教に係わりなく拳法と言う共通の楽しみが、彼等をしてこの様な印象を与えるのだと思います。教えは哲学として又護身の為の技術として、しっかり受け継いでいかねばなりません。次回は是非ご参加頂き、ご自身の目で確認して頂ければと思います。

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  5. 私は少林寺拳法の元拳士ですが、最近またはじめてみようかなと思っています。
    しかし、自分の中で今の少林寺拳法の在り方に疑問があり、迷走中です。
    その原因として、水野先生に質問です。まず一つが、「各道院長が高額な信徒香資を本部に納めないといけなくなったために、いつ畳んでもおかしくない状態が今後続きますか?」
    2つ目が、「数年前の組織改革のために、道院長は、なけなしのお金で自腹を切ってまで道院を守らないといけないのにかかわらず、本部で働いている職員には公務員並みの高額な給与、賞与が与えられている実態は本当でしょうか?」
    駄文で失礼いたします。

    水野先生の活動が、いかに素晴らしいか、このブログを通して拳士の笑顔から滲み出ていますね。
    水野先生の支部が近くにあれば見学にでも行きたいと思っております。
    ありがとうございました。

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  6. 匿名さん 投稿ありがとうございました。

    昨年10月のIKA日本セミナーは大きな収穫を私達にもたらしました。 何よりも私がうれしく思ったことは海外から参加した拳士達の屈託のない笑顔でした。 講習会の期間中どこの場所でも笑いと会話が弾んで居ました。 そこにはまさに拳法発祥の地日本で、駆けつけてくれた多くの日本人拳士や指導者と共に好きな拳法を思いきり練習できる環境を心から楽しんで居ることが伝わってきたからです。

    >自分の中で今の少林寺拳法の在り方に疑問があり、迷走中です。

     ご質問に対して現在の少林寺組織に属さない部外者としての立場を考えれば、私から申し上げる事は何もありません。ご自身が何を求め、誰を信じて判断するのかによって見方は180度変わってしまいます。また現時点における少林寺拳法連盟組織内部の状況は私にも詳しくは分かりませんのでコメントは控えたいと思います。

    >水野先生の支部が近くにあれば見学にでも行きたいと思っております。

     私の支部は残念ながら日本にはありません。 しかしIKAに所属して今回の日本セミナーを成功に導いた日本護身拳法連盟の支部は兵庫県や札幌、大阪、三重、愛知など増えつつあります、練習可能な場所があればご自身の目で確かめて参加されるのも良い方法かもしれません。

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